1948-07-05 第2回国会 衆議院 国土計画委員会 第18号
これによりまして、昭和二十一、二十二、二十三年度の災害復旧に充当する予定でございましたが、これだけでは足りなくなつたので、軍公利拂延期を前提とする七億を使用できることになつておるのでございます。もしこれが否決になつた場合でも、補正予算により使用できることになつております。
これによりまして、昭和二十一、二十二、二十三年度の災害復旧に充当する予定でございましたが、これだけでは足りなくなつたので、軍公利拂延期を前提とする七億を使用できることになつておるのでございます。もしこれが否決になつた場合でも、補正予算により使用できることになつております。
この軍公利拂延期は、この間大藏大臣に、この法律は私は百害あつて一利ないように思う、如何なる点を狙つてこの軍公利拂延期をなさるかという質問に対しまして、これは非常に歴史のあるものである、それで三党協定というようなものによつて起つて來たというようなお話でありました。
〔委員長退席、理事中西功君委員長席に著く〕 歳出壇の面から我々は軍公利拂延期に反対する建前から二十一億円の増、次に引揚者、戰災者等の住宅難を緩和すべく住宅建築費の増額を九億円計上いたしたいと思います。
若し軍公利拂延期の法案が否決された場合には、代り財源を求めたらいいじやないかと言うか知れないが、代り財源を求めるにはその財源がないと、こうおつしやいましたが、絶対に代り財源はございませんですか。
○松嶋喜作君 直接大藏大臣に伺つたことはございませんが、新聞紙等によりますと、若し軍公利拂延期によつて、金融機関等に非常な損害を被むる、非常に不利不便を感ずるというような時があつたら、それに対しては十分の措置を講ずる、善処するというような意味のことを、しばしば新聞で拜見しておりまするが、具体的に申せば、軍公利拂がして貰えないという場合に、例えば日銀に行つて、その軍公の利拂の額に相当する資金を借りるというようなことは
今回の政府案によります軍公利拂延期案の直接の影響といたしましては、軍事公債利子が現金で入らないという点にあるのでありまして、その大部分の所有者であります金融機関の金繰りが窮屈になるということであります。もしこういうことが決定したとすれば、その金繰りは何らかの方法によつて、ある程度は補填しなければならないのではないかと考えております。
第二の点は、先ほど首相は、軍公利拂延期は一年しかやらないのだ。一年しかやらないということは法案を見てもらえばよくわかる。こういうようにお答えになつたのであります。そこで私どもが、この軍公利拂の延期法案に対する政府の提案の理由を拜見いたしますと、軍事公債の特殊性、及び國家財政の現況に鑑みてこれをやるのだとあります。そこで軍事公債の特殊性というものは、これは一年では決してなくならないものであります。
今度の軍公利拂延期というものは、これはもうすでに本会議におきましても、同僚からいろいろ指摘されておりますように、実質は新しく公債を発行されるのと、ちつとも変つたものじやないと私は考える。
見出しは初号活字、三段拔きで、軍公利拂の延期は実現せぬよう努力、藏相、安本長官銀行大会での言明、かような見出しの下に、去る十一日に都内において行われましたる全國の銀行大会に公務上臨席せられましたところの大藏大臣並びに安本長官は、軍公利拂の延期は、金融界のためにまことに不祥事である、困つたことであるから、それを阻止するような決議をされた直後における大藏大臣並びに安本長官としての御挨拶の中において、軍公利拂延期
(拍手) 次に私は、軍公利拂延期の欺瞞性についてお尋ねをいたしたい。軍公利拂停止ならば、まだはつきりしているのでありますが、一箇年間延期するというのでありまして、國民の目をごまかして社会党と妥協しておられるようであります。拂うのか拂わないのか、これを明確にさせるのが、政治家の当然の務めであります。
それから、軍公利拂延期は新たなる債務の負担と同様であつて赤字公債発行と同様の意味があるじやないかというような御質問であつたと思うのでありますが、この件に関しましては、小坂君にお答え申した通りでありまして、國家が新たなる債務を負担したのではない、支拂期日を変更したに止まるのでありますから、赤字公債発行と同様に見るべきものではない、かように私どもは判断いたしておるのであります。
これによる繰入額つは約十五億であつて、財源的には僅少でありますが、相当に大きな政治問題でありまして、大藏大臣は、通貨安定の原動力を貯蓄の増強に置いておられますが、軍公利拂延期は、金融界へは大きな波紋を投げかけているようであります。このこと自体が今後の貯蓄に惡影響を及ぼすことなきや、また國債市價低落へ赴ぐ懸念なきやを、この際伺つておきたいと存じます。
(拍手) さらに私は、この機会に大藏大臣に重ねてお尋ねいたしますが、軍公利拂延期によりますところの経費の使途であります。
第二の点は、軍公利拂延期によつて生じた余裕の金を何に使うかというような意味のご質問であつたと思いますが、これは大体災害対策費として、七億円、文教に関する費用、すなわち六・三制実施に伴う校舎建築等に五億円、生活困窮者救済費三億円、かように割当てておるのでございます。もう少し詳しく申し上げますと、樺太引揚者のうち無縁故者で住宅のないような人々のために一億七千七百万円を当てる。